歴史散歩
2016-10-11
洛北から深泥池方面

洛北市原 補陀落寺(小町寺)→更雀寺→幡枝八幡宮→妙満寺→深泥池
→大田神社→上加茂神社→御土居

叡山電車市原駅から歩き出しました。小野小町終焉の地と言われる補陀落寺(ぶだらくじ)は
篠原の切通しの崖の上にあります。
 
補陀落寺(小町寺)                 小野小町供養塔
 
      説明を聞いています。           境内はお墓が多数あり庫裏までの通路が解りにくい

更雀寺(きょうしゃくじ)は叡電京都精華大前駅の南西、下流で高野川に合流する川の傍にあります。
百人一首の中の「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」で有名な藤原実方は
歌合せで敗れ、無礼な振る舞いをしたので奥州に左遷され、失意のうちに死にました。
雀の化身となって京都に戻ってきた悲運の話が雀塚として伝えられています。
 
           更雀寺山門            境内が手狭なため山門の外で説明を聞く

幡枝(はたえだ)八幡宮は応神天皇、神功皇后を祀る。平安中期894年の創祀で旧幡枝村の産土神
 
     幡枝八幡宮の石段を上る。            針神社では12/8針供養が行われる

妙満寺は室町時代の1389年 日什(にちじゅう)上人によって創建。近年、門前に3000株のつつじが
植えられ花の寺として親しまれている。
 
インド・ブッダガヤ大塔を模して造られた仏舎利大塔が見える。      空腹のため深泥池へ急ぐ

深泥池(みぞろがいけ)は周囲1.5Km、面積9haの小さな池ですが浮島があったり氷河期以来の
水生植物、昆虫、魚類、野鳥がいるため昭和2年に国の天然記念物に指定されました
 
深泥池



大田神社参道脇の「大田の沢」ではカキツバタが自生しており、毎年5月上旬から中旬にかけて観光客の目を
楽しませています。 1190年 「千載和歌集」の編者の藤原俊成が紫一色に染まる様子を一途な恋心に例えて
「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」 と詠んでいます。
尾方光琳の「燕子花(かきつばた)の図」のモチーフになったとも言われています。
 
大田神社の本殿に向かっています


大田神社の向かいに北大路魯山人生誕地の石碑を発見


上賀茂神社

御土居は豊臣秀吉が築いた京都を囲む土塁です。
御薗橋を渡った先、加茂川中学校の傍に御土居の遺構があります。

中に入れないため金網越しに御土居を見ています。