うたごえ広場 13th
2018-9-20
バンビオ3F リハーサルスタジオ2

歌の指導を小林先生、ピアノ伴奏を福島先生にお越しいただいて、
童謡と美空ひばりさんの歌を歌いました。
1918年(大正7年)創刊の児童雑誌「赤い鳥」で”童謡”という言葉が
発表されてから、今年で100年になり童謡界が盛り上がっています。

冒頭、発声練習をご指導いただきました。
1. 下記の4項目に注意してハミングする。
@ ピアノで弾かれる音階をよく聞き、正確な音程を取る。
A 頬の筋肉を上にあげるようにして歌う。
B 腹式呼吸で、発声は頭の上から前に出すような感じする。
C 体の力を抜き、体重は足の親指にかける感覚で姿勢はわずかに前かがみにする。

2. 写真のように鼻の孔の両側を押さえ、喉の奥が開くのを意識
しながら声を出す。
その効果か、よく声が出ているとお褒めをいただきました。

以下 注意事項と”うんちく”です。
「月の砂漠」では主旋律を引き立てるオブリガートと言われる助奏が、
ブルーシャトーと似ている。
「かなりや」では3番までは同じ旋律なのに最後の4番は旋律や拍子
まで変えてきている。
「青い目の人形」 関東大震災(1923)発生時、アメリカから義援金とともに
青い目の人形が約1300体の人形が贈られました。その後の戦争で敵性の
人形ということで多くが処分されました。度量が小さいことです。
「ゆりかごの歌」は子守唄なので、最後は声を小さくして歌うこと。

休憩後 美空ひばりさんの歌を歌いました。
「悲しき口笛」 映画の主題歌とのこと。昔懐かしい巡回映画を思い出しました。
「お祭りマンボ」 不思議な歌です。最後はテンポが変わってこれもゆっくり。
「津軽のふるさと」 聞いたことのない歌、福島先生は楽譜を初見で、
スラスラと主旋律を弾かれました。流石です。
「みだれ髪」 なかなか深い歌ですが難しい。
 
喉を開いて発声練習                            
 
                      「津軽のふるさと」楽譜を初見で演奏。
先生方の効果か...前回と比べると歌っているような写真が取れました。
 

 



最後に小林先生が予定にない「戦友」の歌詞を14番まで朗読してくださいました。
軍歌と思っていたのですが、歌詞をよく読むと戦友を失う兵士の哀しみが歌われており
単に戦意を鼓舞する歌ではないことがよくわかりました。