うたごえ広場15th
2019-9-26


歌の指導を小林先生、ピアノ伴奏を福島先生にお越しいただいて
秋らしい抒情歌と古関裕而作曲の歌を楽しみました。

冒頭、小林先生から開催日の9月26日は1954年の洞爺丸台風、
1959年の伊勢湾台風で大きな被害が出たことを聞きました。
亡くなられた方々に思いを馳せるとともに、その影響で
青函トンネルや富士山山頂の気象レーダーができたことを学びました。
そういえば飢餓海峡という小説もありました....

出だしが重い話だったせいか、声が出ていないということで発声練習を
しました。
喉の奥を開け、口はあまり開けずに脇腹に力を入れながら、ウォーオー、
次は鼻の下を意識しながらウォーオーと発声。
効果てき面、声が出るようになりました。
 

次はヨナ抜き音階の勉強をしました。ドレミファソラシドの4番目の「ファ」と7番目の「シ」を
抜いたドレミソラの五音階で構成された楽曲のことです。今回の歌では「夕焼け小焼け」などで
日本で古来から使われてきたメロディになるようです。
 

今、「君の名は」で検索すると新海誠監督のアニメ映画が真っ先に出てきますが、
ここはさにあらず、1950年頃に一世風靡したNHKラジオドラマで、その後
氏家真知子→岸恵子 後宮春樹→佐田啓二で映画化されたものです。
その主題歌が古関裕而さん作曲でした。当時のハモンドオルガン風の音が出る
キーボードを福島先生が持ってきてくださり、伴奏していただきました。
 
やわらかい音色でいい雰囲気がでます。

映画「君の名は」は3部作になっていて、第2部はデビューした北原三枝が
アイヌの娘ユミ役で出ていたなどの蘊蓄が聞けました。

古関裕而さん作曲の軍歌はプログラムにはありませんが、有名な3部作の話を聞きました。
露営の歌: 勝ってくるぞと勇ましく、誓って故郷を出たからにゃ... 
暁に祈る: あゝあの顔であの声で 手柄たのむと妻や子がちぎれる程に振った旗... 
  若鷲の歌: 若い血潮の予科練の七つ釦は桜に錨、今日も飛ぶ飛ぶ...
勇壮というより悲壮感が漂う曲が多いように思います。

     
なぜ「六甲おろし」がプログラムに入っているのかと思ったら、なんと古関裕而さんの
作曲でした。歌の指導も、阪神ファンのお世話役さんに代わりました。
  

  
つい力が入って、立ち上がって熱唱。     エールの交換まで行いました。

少し時間が残りましたので、イントロクイズを行った後、福島先生のピアノで
モーツアルト作曲の「トルコ行進曲」を聞かせていただきました。オスマン帝国の
軍楽隊の太鼓や勇壮な進軍が目に浮かぶ演奏でした。