定年退職後のシニア男性の居場所として設立されたサークルで、長岡京駅前で毎週木曜日に開催される「男の井戸端会議」とも称される定例会では、人生・社会・文化・健康・国家・生活・体験等さまざまな分野の指定されたテーマについて、全員が3分間スピーチで意見等を発表します。指定されたテーマについて考えることで脳の活性化が図られ、みんなの前で話すことでストレスの解消になり、ほかの人のさまざまな考え方や生き方に触れることで新たな発見があり自分自身の向上につながります。
シニア男性が気さくに話せ、活動でき、さまざまな考え方や生き方に出会える、「男の居場所」です。
“otokonoibasho”Club
活動記録
講演会 2024年7月18日
「荒野に希望の灯をともす〜医師中村哲先生35年の軌跡」と題して、「ペシャワール会」元現地ワーカーの西山浩司様の講演会を開催しました。
この日は、午前9時から会場を借りて講師の先生や担当の伊藤さん、澤山会長、行方副会長も早くから来て準備をしていただきました。
司会の伊藤さんから、中村医師や西山講師の紹介があり、講演会が始まりました。
中村哲医師のすごい活動に関心のある会員20名が集いました。
まず、中村哲医師のドキュメンタリーDVD「荒野に希望の灯をともす」を視聴しました。
パキスタンやアフガニスタンで診療所を設け、医師として活動されていた中村哲医師は、水不足で医療を受ける以前に亡くなる人びとを見て井戸を堀りましたが、干ばつで井戸も干上がり、食料不足で住めなくなる状況を前にして、水量の豊富な川から灌漑用水路を建設して、砂漠を農地に変えました。
地元福岡に江戸時代からある「山田堰」の技術を取り入れて、増水時にも安定して機能する堰を建設しました。江戸時代の日本の技術はすごいですね。
ビデオ終了後、西山講師には会員からの質問に答えていただきました。
西山講師がアフガニスタンの現地で中村医師と一緒に活動している間に中村医師は、ご子息が脳腫瘍になっていることは、一言も話されなかったとのことでした。
会員から中村医師を銃撃した犯人についての質問で、西山講師は「中村哲先生はアフガニスタンでは、タリバンも含め誰からも尊敬されており、国外の組織としか考えられない」との回答でした。
講師の西山浩司様は、ご子息を亡くされ現役引退後、瀬戸内寂聴さんから中村哲医師を紹介されて、ペシャワール会の現地ワーカーとして活動されました。
今回も無報酬での講演を申し出ていただきました。
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