愛宕山ケーブル駅

2020-9-26

朝方愛宕山は中腹から上は雲がかかっていました。やはり霧の中を登ることになりました。清滝から堂承川沿いに、それから大杉谷を稜線近くまで登り、スカイライン道と呼ばれる標高700m付近の水平な道を南に向かうと水尾別れに出てきました。

1929年嵐山から清滝までは電車で、清滝から山上まではケーブルカーが通っていたとのことです。戦時中、金属類の供出で1944年廃線になりました。この駅舎跡に行きたくて何度も試みていました。今回水尾の別れから少し上に、意外なほど立派な道がありました。駅舎は鉄筋があらわになり、かなり傷んでいます。

中へ入り、階段を上がってみました。2階部分は食堂があったようです。

駅舎の裏側に回ってみると、階段が土砂で埋まっていますがケーブルの終点のホーム跡に出てきました。

ここから愛宕神社まではまだかなりの道のりがあります。周辺にはホテルの跡もあり当時はリゾート地だったようです。子供の時分にケーブルに乗られた方はおられますか? (津田叔男)

2020年10月2日